VACANT HOUSE MEASURES

空き家対策モデル事業のご紹介

事業概要

ゼロエミやまなしでは、令和5年度国土交通省空き家対策モデル事業において、シェアリングによる空き家利活用促進モデルの構築を行いました。
令和3年度に北杜市で実施した空き家等の利活用にかかる意識調査では、所有者の65%が利活用を考えている一方、実際に利活用しているのは33%に留まり、所有者の3割以上が利活用できていないという状況でした。一方、北杜市は移住先として人気があり、住宅需要に対し供給が不足している状況にあります。つまり、空き家の利活用を行いたい所有者と、移住等希望者双方のニーズを満たす利活用モデルの構築が課題といえます。これを解決し空き家の改修や利活用を進め有効活用を行うことで、特定空き家の化の増加を防ぐとともに、地域コミュニティの活性化を進めるモデルの構築を行いました。

国土交通省、令和5年度「空き家対策モデル事業」についてはこちら
報道発表資料:空き家対策の課題解決を図るモデル的な取組を決定!~令和5年度「空き家対策モデル事業」を採択しました~ – 国土交通省 (mlit.go.jp)

アンケートレター
(アンケートは終了しています)

活動内容

地域活性化を進める団体・企業、建築士、中小企業診断士とともに事業を推進しました。
事業推進者には、一般社団法人オフィスkiyoharu、株式会社イノベーションパートナーズ、有限会社スタジオアンビエンテ、いばらき経営研究所が参加いただきました。また、北杜市企画部ふるさと納税課と建設部まちづくり推進課にアドバイザー、山梨県知事政策局二拠点居住推進グループにオブザーバーをお願いし、自治体からのアドバイスも得て検討を進めました。
活動内容としては、空き家所有者や利活用者へのアンケートとヒアリングを行うとともに、他地域の事例調査や北杜市内の空き家物件の調査を行いました。そのうえで、専門家による利活用方法、ビジネスモデル、改修計画、事業性を検討しました。そして、これらの検討を定例の協議会で議論し、内容をブラッシュアップしました。

協議会体制
協議会活動

活動結果

空き家利活用を考えるうえでのファイブ・ファクター・モデルを考案しました。
このモデルを基に、古民家、店舗付住宅、ペンションの3つのモデルで利活用モデルを構築しました。
モデル構築においては、利活用方法、改修計画、ビジネスモデル、事業性検討、周知方法などを具体化しました。
ここでは、それぞれの住宅の特長を活かすとともに、ハード面だけではなく、地域コミュニティの活性化や移住者溶け込みなどソフト面での活用も重視しました。
また、経済的な事業性についても留意しました。その結果、コミュニティのハブとしてシェアリングにより活用する、持続的な利活用モデルを構築しました。

ファイブ・ファクター・モデル
利活用モデル
モデル物件と利活用方法

成果の共有と今後の取組

この取り組みで策定した利活用モデルを、所有者や利活用者の方との関係を深めながら実施することを計画しています。それにより、モデルの実効性を高め地域の空き家対策に役立てていきます。
今回の活動結果で作成したアンケート結果、モデル検討結果、事業性検討用の資料は他地域の必要な方々に利用していただけるように公開しています。

TEL:0551-30-4128 / 055-230-9100
八ヶ岳事務所:
〒408-0021  山梨県北杜市長坂町長坂上条2469-11
山梨事務所:
〒400-0123  山梨県甲斐市島上条3069(アンビエンテ内)

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